神経伝達速度
神経伝導検査

神経伝導検査は、四肢のしびれや脱力のある患者様で、末梢神経障害の疑われる場合に行う検査です。神経伝導検査では、末梢神経障害の有無、病変のひろがり、潜在性病変の有無、主病変が軸索変性か脱髄性か、末梢神経障害の程度、治療の可能性などの判別が可能です。
検査時間は、項目で異なりますがおよそ30分程度かかります。
神経伝導検査が有用な疾患
- 手根管症候群
中年期以降の女性に多く、人差し指、中指を中心にしびれや痛みが出現します。 - 肘部管症候群
肘関節で尺骨神経に生じる神経障害です。薬指と小指にしびれの症状が出現します。 - 外傷性疾患
骨折や脱臼、神経根引き抜き損傷などにより、末梢神経障害でしびれ、痛み、関節可動域制限が生じる神経障害です。 - 脳疾患
- 糖尿病神経障害
糖尿病神経障害は糖尿病の患者様に多い合併症で、無症候性神経障害の診断に有用です。